フリーソフト界隈では有名なComputer MusicというDTM雑誌について解説します。
どちらかと言えば初心者向けの内容を扱うこの雑誌はフリーソフトを大々的に推しており、雑誌内でもフリーソフトを用いたチュートリアルやテクニックを多く扱っているのですが、そんな雑誌本体よりも注目されているのが付録のプラグインであり、この雑誌には豪華絢爛なプラグインが毎月1つ付録として付いてくるのであります。
付録の内容は、有料ソフトから若干機能を削ったCMバージョンの場合が多いですが、まるまる有料版と同機能という場合も稀にあります。またCMオリジナルのプラグインも存在し、その辺りはデベロッパーによりまちまちなようです。さらに最新版にはそれまでのバックナンバーに付いてきたプラグインの多くが収録されており、最新版1冊さえ買えば約80ものプラグインが手に入るという訳なのです。
一応紙媒体もあるようですが、メインはiOS向けのアプリで読むダウンロード形式のもので、1冊600円で販売されています。英語の雑誌ですので、購入を躊躇われる方もいるかと思いますが、シンセの記事なんて大抵は「フィルターを50%にセットして1/8レイトのLFOでモジュレートしろ」とか日本語で書いてもあまり英語と変わりはしないものでありますので、うっかり買う羽目に陥っても問題ないかと思います。
七面倒臭いことはいいからさっさと何が手に入るのか書け、と今聞こえたような気がしたので、早速現時点での収録プラグインをお見せいたします。
てへべろっ!(お見せした音)
どうでしょうか。すごいラインナップじゃないですかね。
僕は正直見慣れすぎてあまり凄いとは思えないのですが、これを初めて見た方の驚きと感動はいかばかりでしょうか。きっと「えいえいおうおうジャーンプ!ブイブイ!」 くらいの喜びはあるかと思います。
上記の画像は最新号で手に入るプラグインの一覧ですが、この他にもバックナンバー固有のプラグインもあり、個々に雑誌を購入することで入手可能です。バックナンバー含めた全ての中から僕が厳選に厳選を重ねた、おすすめCMプラグインのページもありますので、良かったらご覧くださいませ。
Computer Musicおすすめプラグインのページへ
よく分からないけどとてつもなく欲しくなってきた、という方は早速Computer Musicのアプリをダウンロードして起動してみましょう。iOS前提で話を進めますがPCの場合でも参考にはなるかと思います。
購入はトップ画面から可能ですので、まずは何も考えずに600円ボタンを押してくださいませ。600円ボタンを押すとどうなるんだったかは忘れてしまいましたが、600円失うことは確かだと思います。600円あれば他で何を買えただろうかと想いを馳せつつ購入手続きを完了してください。
購入すると600円ボタンがReadボタンに変わりますのでReadボタンを押してReadしてください。ページを読み進めるとCM Pluginsという項目があり、そこに収録プラグイン一覧と入手方法などが書かれています。
説明を読むと、とにかくFileSiloというサイトに行ってプラグインをダウンロードしてこい、ということなのでFileSiloに行ってみることにします。僕が行っても仕方ないのでご覧の皆様が行ってらっしゃいませ。FileSiloは超絶サーバーの重い馬の糞以下のサイトですが、白馬並みの輝きのプラグインが眠っていることを鑑みて我慢することにしましょう。
サイトを見てみると何やら大袈裟に錠の掛かった雑誌の一覧が表示されており、フリーソフトをすんなりくれるとは到底思えないような、殺伐とした光景が広がっております。実際すんなりとはくれないので、まずはログインするために登録作業を行ってください。名前とメールアドレスを献上して無事に登録作業が完了できたら、ログインした状態で最新号の画像をクリックします。
すると雑誌記事を参考に「???」の部分の単語を埋めろと言われるので、ページ数と前後の単語を手掛かりに答えを探して入力してください。大抵は文中ではなく見出しのどれかだと思います。正解の場合は無事ダウンロードのページへと晴れて辿り着くことができます。
・・不毛な作業の連続でだいぶお疲れになったのではないでしょうか。
ここで少し休憩がてら広告を挟みたいと思います。
ご覧の皆様の趣味嗜好からおそらく、大手メーカーのプラグインの広告が表示されていることと思います。たぶんKompleteあたりかと思いますので、もういっそクリックしてKomplete Ultimateを13万9800円でゲットし、このページのことなど綺麗さっぱり忘れてしまうのも一興かと思います。
さて、無事にダウンロードページに行き着きましたら「SOFTWARE」のカテゴリにダウンロードリンクの一覧がありますので、OSに応じたリンクをクリックすればダウンロードが開始されます。
ダウンロードファイルを解凍するとインストーラーが山ほど含まれていますので、お好みのプラグインをインストールしてください。インストール作業はメーカーごとに異なり、すんなり終わる場合もあれば、七面倒な登録が必要な場合もあります。さすがに80個全てのインストールの説明は全力で御免被りたいので、すんなり派の良心的なメーカーのものだけインストールされるのが宜しいのではないでしょうか。
以上で説明は終わりです。大変お疲れ様でした。
相当なお時間を要してしまったのではないでしょうか。
とはいえ、初めからインストール完了までの作業にかかった時間を時給に換算して600円+いくら失ったかを悶々と考えるのは無粋というものであります。時は金なりという言葉はこの際捨て置いて、存分に80個分のプラグインライフをお楽しみくださいませ。80個全てのプラグインをシリアルで繋いで楽しむという意味ではないです。
ちなみにCM版のプラグインをずっと使っていると、徐々に有料のフルバージョンも欲しくなってくるかと思いますが、まさにそれこそがComputer Musicとデベロッパー達の最終目論見でありますので、何卒ご注意下さいますよう・・などと書いて後味悪く終わろうかと思います。