未来予測 2020-2025

(現在までのあらすじ)

2020年突如襲ったコロナウイルスによる世界的パンデミックにより、多数の人命は失われ、経済は破綻し、さらに温暖化による水害やバッタによる食糧危機なども重なり人々は疲弊し絶望に暮れていた。

さらにそんな世界の混乱に乗じるように共産主義国家中国は独裁色を強め、周辺国へ盛んに圧力をかけるようになり、これを脅威に感じる超大国アメリカは反中主義を展開し、両国は新冷戦へと突入する。

(ここから予測)

冷戦は数ヵ月に渡り、両国は熾烈な経済報復合戦や罵り合いを繰り返しながら一触即発の状態が続く。そんな中アメリカ大統領選が目前に迫るも再選の見込みが薄いことを悟ったトランプ大統領はやけになり軍事行動を決意し、南沙諸島の人工島を爆撃。これが宣戦布告となり米中戦争が始まる。

米中の戦争は徐々に他国を巻き込みながら最終的に共産主義国家VS自由主義連合の世界大戦へと発展する。中国はロシアと連携しつつ周辺アジア国を制圧するなど当初は勢いを見せるが、徐々に米英を中心とする圧倒的軍事力に押され、さらに水害やバッタ被害で混乱した国内事情も加わり、徐々に追い込まれ始める。後がない共産主義勢力は中国・ロシア・北朝鮮の核兵器を結集し、主たる自由主義国家の大都市に向け核ミサイルを発射。ついに核戦争が始まる。

(ここから妄想)

長期に渡った核戦争は勝者も敗者も生み出さず、破壊された文明と汚染された大地、そして絶望に暮れる僅かばかりの生存者だけが残った。

そんな中、頑強な地下シェルターに避難して生き残った米国IT会社の上層部は、人々を集めてまとめ上げGAFA世界統一連邦を樹立。さらにAIを大統領に据え、監視社会の元に全人類が復興への道を歩むというサイバーパンクなファンタジアが到来する。

人口が再び増える一方でコロナウイルスはその間も変異に変異を重ねて進化し、ついに人間を内部から操る能力を手に入れる。そしてモンスター化した感染者は集団を形成し、非感染者の善良な人間を次々と襲いはじめるのであった。

AI政府を中心とした世界統一連邦と感染者集団の戦いは泥沼の様相を呈し、世界を再び闇に陥れるがそんな中、地上の混沌を逃れて地下組織で活動していた人類解放戦線は密かにAI政府の打倒と感染者集団の一掃を目論むようになり・・

(つづく)