プラグイン電光ニュース

プラグイン電光ニュースの時間です。

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フリープラグイン ベストテン

唐突ですがここ1週間のフリープラグイン人気ベストテンを発表します。

このサイトのプラグインページのアクセス数を集計して出しており、かなり偏ったランキングになっていますが、何かの参考になれば幸いです。

下のボタンを押すと自動的に10位から1位までを音声付きで発表してくれます。

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実はプラグインの順位自体はどうでも良くて、単に昔のザ・ベストテンみたいなランキングボードを作ってみたかっただけなんですけどね。

あの番組に特に思い入れはありませんが、突然黒柳と久米の生霊に取り憑かれてしまい、気が付いたらプログラムを書いていただけの話であります。

ボードの回転するパタパタした音をどう再現したものかと悩んだのですが、バンドパスフィルタを通したタイプライターのサンプル音源を連打するという大変虚しい作業によりそれっぽくなった気がします。

音声はWeb Speech APIで出してみましたが、正直かなり味気なく黒柳と久米のテンションを再現するには至らず残念な結果となりました。せめてWeb Audio APIに繋げることが出来れば、色々出来そうなんですけどね。

2019年クリスマスのプラグインギフト

今年のクリスマスも各社から続々プラグインギフトが届いておりますので、いくつかご紹介いたします。


Santa Jussi – Klevgrand

KlevgrandからはボーカルシンセJussiのサンタバージョンがフリーで配布されています。

パラメーター類は一切なく、ひたすら変な顔のサンタがパワフルな声で歌い上げる内容のプラグインとなっておりますので、クリスマス間近なのにクリスマスソング用のボーカルネタが無くて焦っている方は、是非このプラグインをインスピレーションの源として素敵なクリスマスソングをあと3日以内に無理やりにでも完成させてみてください。そしてもし曲が酷評された場合は遠慮なくこのプラグインのせいにしてしまいましょう。

Santa Jussiのデモ

また、その他には下記のようなプラグインやサンプルがギフトとして配布されています。

プレゼントをくれるのは有り難いのですが、インストールに専用のサービスセンターやカート手続きを必要とするものばかりで、少々億劫に感じてしまいます。

もっとこう、25日の朝にVSTフォルダを覗いてみたらリボンの付いたZIPファイルが入っていて、それをパカッと開けたらむき出しのDLLとメッセージカードが入ってた、みたいな世の中にはならないものでしょうか。なる、ならない、なるない。

よく分かりませんが以上です。

Klevgrand Hillman – リリース情報

Klevgrandからヒルマンというシンセがリリースされました。

僕はおそらく過去の人生で一度もヒルマンという単語を発したことがありませんが、シンセにヒルマンなどと名付けられたからには今後そう呼ぶ他はなく、ヒルマンが一気に身近に迫ってきた事実に少々混乱しております。

まあDeEsserにエスプレッソと名付けるメーカーですので、シンセがヒルマンだったとしても別段驚くことではないのかもしれませんが、それにしても愛想のない病院の先生みたいな名前であります。GUIも病院っぽいですが。

肝心の音の方はと言いますと、コンボオルガンとストリングマシンをモデルにしており、波形とオクターブを選んでエンベロープを調節するだけのあまりにシンプルなシンセであります。波形はチューブ、トランジスタ、サイン、スペシャルプラズマの中から選択でき、実質音色を決定するのはこの部分だけということになります。

サンプルベースではなくシンセシスですが、このパラメーターだと違いなんて殆どないですし、その程度のものに49$なんて出せない、というのが大半の人の意見かと思います。

ですが、でも例えばこの波形の内の一つが天地を揺るがすほどの破壊力を持つ波形である可能性もゼロではないですし、そんなことは試してみないと分からないことであります。実際スペシャルプラズマなどという凄そうな名前の波形があるではありませんか。

ではスペシャルプラズマの波形を聞いてみることにします。

・・というわけで、この音を4つ組み合わせてオクターブをずらしつつエンベロープを調節すれば49$相当の音がするかもしれないと淡い期待を抱きつつ是非購入してくださいまし。

(真面目な話、Klevgrandはエフェクタは結構良いんですが、シンセは音がキンキンし過ぎて僕は駄目でした)

AudioThing Frostbite 2 – リリース情報

AudioThingのFrostbiteが2にバージョンアップされています。

僕は前に1をセールでかなり安く買ったものの、殆ど使った記憶がないのでバージョンアップする権利すらない気がするのですが、バージョンアップ代が今なら9$だったのと、GUIが格段に良くなっていたので買う気になりました。使う気になれ。

基本コンセプトはリングモジュレーターとディレイとリバーブを組み合わせてフローズンサウンドを作り出す、というもので前バージョンはReaktorで簡単に真似できそうなくらい貧弱だった思い出があるのですが、今回は音の面でもGUIの面でもかなりパワーアップしており、根本から作り直したような雰囲気があります。しかもマルチエフェクタの割には結構軽いです。

でもLFOのターゲットスロットが1つだけというのは酷すぎるので、コードを数行足すだけで増やせるはずだとKVRで叩かれて次のバージョンアップで追加されるのを期待しましょう。僕は叩きませんが。

今なら11月30日までたった9$でバージョンアップが可能だそうです。それでも高いと感じる場合は夕食抜きでフリーと考えるか、各エフェクタ部分を極限まで分解して1つあたりがいくらとか考えるのが宜しいかと思いますが、そこまでお金がないのは僕だけだと思いますので、普通にすんなりとバージョンアップしてくださいませ。

Sigmund – レビュー

久しぶりのレビューです。

いつもいつもフリープラグインばかりでは芸がないので今回はD16 GroupのSigmundでも取り上げてみることにします。確か前にFocusriteのPlugin Collectiveでフリーで貰ったのでした。やっぱりフリーだし、たまには買え。

なかなかインパクトのある見た目でありますね。
確かどこかの雑誌でセクシーなGUIだとか何とか言われておりまして、僕も確かにそう思うのですが、何がどう精神に作用してセクシーだと思わせるに至っているかは特定できておりません。しいて言えば内側にクワッとカッコよく曲がったMはセクシーのような気が薄っすらとしないでもありませんが。

肝心の音の方ですが、エフェクトのカテゴリとしてはマルチエフェクタ風タップディレイということで、最初にオーバードライブでブイブイさせた音をフィルタでガツンと削り、その音のディレイをぐわんぐわんにフィードバックさせ、最後にトレモロをヘロッとかけてリミッターに通すという、音がやせ細ること間違いなしの類のエフェクタかと思います。

まあシグムンドで音がやせ細ってしまった場合は、同社のフェイザータンやアンテレソルで誤魔化しつつ、最後にトラバーブで仕上げておけば問題はないかと思います。

興味のある方は是非、異様にかわいい名前のフェイザーたんと一緒にご購入くださいませ。フェイザーたん推し。

わざわざデモを試すのも億劫かと思いますので、僕がWeb Audio APIでシグムンドとフェイザータンを組みあせたようなSigmundTANというエフェクタを超適当にたった今開発しましたので是非お試しくださいませ。(PCのChrome限定です)

SigmundTANを試す

PLUGMON Neumann – リリース情報

u-heのシンセZebraletteのスキンがフリーで公開されています。

Neumannという名前のGUIだそうです。

オリジナルは糞尿を塗りたくったようなあまり触りたくない感じの茶色ベースのGUIでしたが、こちらは打って変わって可愛いGUIに仕上がっております。クオリティが高すぎて音を出すとがっかりするほど素晴らしい出来ですので、Zebraが高くて買えなくてZebraletteで甘んじている僕と同類の方は是非お試しくださいませ。

ちなみにこのスキンを公開しているPLUGMONという方は他にもu-heのシンセのGUIを多数制作しており、InterstellarというTyrellN6のスキンもフリーで公開されています。こちらも大変素晴らしい出来ですのでチェックしてみてください。

PLUGMONさんのページへ

プラグインニュース23 始動

これまで「どうしようもないプラグインレビュー」というコンテンツを運用して参りましたが、飽きたのであっさりと捨て去り、これからは新コンテンツ「プラグインニュース23」という真面目なニュースサイトとして運用していこうかと思います。

内容はプラグインのリリース情報、セール情報、真面目なレビュー、フリー情報などが良いかなと考えております。

もう絶対にどうしようもないプラグインレビューは書かないぞい!という軽い誓いの元、頑張って真面目に運用してゆく所存ですのでどうぞ宜しくお願い致します。

FireBird – レビュー

商用ベンダーのTone2がフリーで配布しているFireBirdというシンセです。

コンパクトでメタリックなボディが印象的なこのシンセはHCMというシンセシス方式を採用しているそうです。Tone2はよく自慢げにこのHCMという単語を使っていますが、他のメーカーの製品では聞いたことがないですし、特にその方式を知りたいとも思わなかったのですが、今唐突に知りたいという気持ちが1%程度上昇し、この機を逃すと永遠に知りたくないままのような気がして調べてみました。

Tone2のサイトを見てみると、何やらHCMは波形のサンプルをモーフィングできてスゲーぜということが書いてあったのですが、Wavetableとの違いも分からないですし、グラニュラーのようにサンプルマングルするわけでもなく、ただただマーケティングの為だけに会議で考え出された悲しい単語のような気が薄っすらとしてきたのでありました。

このシンセを実際に使っている方々はどう思っているのだろうかとレビューを読んでみたのですが、本場の外国人たちはこのシンセを「ワントリックポニーだ! とにかくワントリックポニーなんだ!」などと書いておりました。

ワントリックポニーとは直訳すると一つの芸しかない馬という意味で、音の幅が狭いという意味なのか、簡単に目的の音を出せるという意味なのかは分かりませんが、見かけると少々イラッとする単語であります。だって日本人がもし「このシンセは一芸タヌキだ!」などと書いていたらやっぱり外国人もイラッとくるのではないでしょうか。

というわけでこのシンセはHCMよりむしろOTPであり、OTP次世代シンセシスを確立した名誉あるシンセといえそうです。

Independence Free

フリーの割にかなり高機能なサンプラーです。

Webサイトを見るとビートジャンキーズ必須のサンプラーみたいなことが書いてありましたが、こんなチマチマした堅苦しいGUIの、まるでMicrosoft Excelのような使い心地のプラグインを、DJなにがしのビートジャンキーズ達が好んで使うかしら、などと余計な心配をしてしまいます。

どちらかといえば昼間は真面目にビジネスソフトなどをバリバリ使いこなし、夜はひっそり音楽活動に勤しむような、あの人は真面目もクリエイティブも両方いけるのよ、とビジネスウーマンに囁かれるタイプの方向けではないでしょうか。

ちなみにこのソフトはエフェクト部分も単体のプラグインになっていて、サンプラーだけでなくマルチエフェクタとしてもご利用頂けるようです。Origamiなんていう洒落たコンボリューションリバーブも付いておりますので、ビジネスマンの方はウェットなリバーブでビジネスウーマンの股間でも濡らしてみてはいかがでしょうか。